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指板上の音を把握する方法①(CAGED・スケール)

今回は、指板上の音を把握する方法をご紹介したいと思います。

 

みなさんも指板上の音全てをアドリブで、自由に弾きこなせるようになりたいと思ったことはないでしょうか。

でも覚えるの難しいですよね、量も多いしすぐに忘れてしまうと思います。

仮に覚えてもどうやって弾けばいいかわからない、知識と技術がリンクせず結果せっかく覚えても使えないと思います。

この記事では、どのような順番でどのように覚えていけば良いのか、また大切な考え方などを紹介します。

 

最初は○○スケールやCAGEDなどは使いません、覚える数が多すぎるし、覚えてもすぐに忘れてしまうし、覚えたとしても使いこなせません。(重要)

もっと小さい単位で仕組みと感覚を掴んでいきます。

 

まずは、指板上の音の把握に必須な度数という考え方を説明します。

度数というのは1つの音を基準にした時に、そこからそれぞれの音は何番目の音かという数え方です。

例えば、6弦8Fのドを基準(R・ルートと呼ぶ)にした場合。

5弦7Fのミが3度、5弦10Fのソが5度、などです。

度数の考え方で大切なのは、基準の音以外(この例の場合はド)の実音は気にしなくてOKです。(最終的には覚えた方あ便利ですが)

実際に何の音が鳴っているかではなく、基準から何番目(何度)の音かを気にします。

6弦8Fのドを基準にした場合、5弦7Fがミだとは気にしません、3度だなと考えます。

これが指板把握の最初の考え方です。

例では6弦8Fのドを基準の音と話しましたが、基準の音というのはその曲のキー、もしくは伴奏、バッキング、鳴っているコードの音でとります。

パッとはイメージが湧かないと思うのでここまでを一旦整理します。

 

指板を把握し、自由に弾けるようになるには

→度数の考え方を理解する、実音は気にしない

(度数は基準の音からの距離で数えること)

→どこを基準の音にするかは曲のキーやコードで決まる

(例えば曲のキーがCの場合、基準になるのはC(ド)の音なので5弦3Fや6弦8F)

音楽理論を1回で理解するのは難しいので何となくで一旦大丈夫です。

今は点で知識を集めている段階で、学んでいくうちに点と点が線になります。

基準の音をC(ド)6弦8Fで解説していきます。

基準の音はルート(R)と呼ぶのが一般的です。

まずは、ルートの音からの度数、3度と5度の位置、距離を把握してください。

なぜこの3つかというと、コード(和音)はR、3度、5度の3つ音で成り立っており、重要な音だからです。

例)Cコード(ド・ミ・ソの3音で構成されており、それぞれ度数がR・3度・5度)

これを基準とした位置から縦に覚えます。(ボックスポジションと呼んだりします)

 

これは暗記にはなってしまいますが、規則性などを絡めて覚えていきます。

Rの左下に3度がある、パワーコードの位置に5度があるなど。

(ギターはチューニングの関係で2弦が他の弦より半音低くなっているのでそこだけ位置関係がずれます)

まずはここからスタートです

この最小単位の3つ音から覚え、この音を増やしていくと結果的にスケールになりこの基準のルートの場所を、別のフレットや弦を変えると結果的にCAGEDになり指板上の音全てを把握できるようになります。(重要)

 

まずは最小単位から覚え、少しずつ覚えていかないと音の数が多すぎて使いこなすことができません。

ここまでを整理しましょう。

指板を把握し、自由に弾けるようになるには、

→度数の考え方を理解する、実音は気にしない

(度数は基準の音からの距離で数えること)

→どこを基準の音にするかは曲のキーやコードで決まる

(例えば曲のキーがCの場合、基準になるのはC(ド)の音なので5弦3Fや6弦8F)

→基準の音(R・ルート)から3度、5度にあたる音(コードトーン)を縦に覚える。

ここまでやりました。

では今回の解説していきます

ただ覚えるだけではつまらないので、まずは遊びながら覚える方法をご紹介します。

今回の基準、ルートはCになっているので一回Cコードをジャラーンと鳴らします。

その後、R・3・5を好きな順番で弾きます。

大切なのは場所で形で適当に弾くのではなく、1音1音何度の音を今自分が弾いているのかをしっかり考えながら弾きます。(重要)

適当に弾いてしまうと度数の把握がいつまで経ってもできず、ただ音を羅列するだけになってしまいます。

面倒かもしれませんが、今弾いている音が基準の音から何度にあたる音なのかを考えながら弾いてください。

少し慣れてきたら次の方法も平行していきます。

この3音だけだと、なかなかフレーズっぽくなりませんよね。

なのでルールを設けます。

R、3、5それぞれ半音下の音からアプローチ(スライドorハンマリング)するのをOKにします。

(アプローチなので、その音を伸ばすのはNGです)

これで先ほどのように音遊びを繰り返します。

くどいようですがしっかり度数を考えながら弾きましょう。

 

ある程度これで弾いていくと、音が足りない、もっと音を使いたいと感じると思います。

そこで初めて音を足していきます。

ただし、しっかりR、3、5が定着していないと逆効果で、いきなりスケールを丸暗記しているのと大差なくなってしまうので気をつけましょう。(重要)

今回は2度と6度を足してみましょう。

覚え方としては2度はルートの2F先、6度は5度の2F先にあります。

他にも2度は5度の上、など自分なりの覚え方でルートからの距離感を覚えましょう

これらは、R、3、5をしっかり覚えているからできる覚え方です。

Cコードをジャラーンと鳴らし、先程と同じルールで弾いてみましょう

もしかしたらお気づきの方もいるかもしれませんが、これがいわゆるペンタトニックスケールです。(メジャー)

ここまできてようやくスケールがでてきます。

初めからスケールで入ってしまうと、度数の意識ができず、形を適当になぞるだけになってしまいがちです。

R、3、5の最小の形のコードトーンに2度と6度を足した結果、ペンタトニックスケールになる。

このように考えると覚えやすく、度数もしっかりと使いこなせるようになっていきます。(重要)

この覚え方をした人としていない人ではある程度弾けるようになってから、アドリブをする際に大きな差が出ます

このように音を増やしていきます。

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