アドリブ演奏の罠

ギターが上達するにつれて多くの人が一度は挑戦する


"アドリブ演奏"


伴奏、バッキングに合わせてメロディを演奏することですが、、


難しいんですよね、非常に。


中級者の壁と言っても過言ではないと思います。


私自身も長く苦手意識がありました。


どうして難しく感じるのか、どうして中々上達しないのか。


これは


"技術や知識以前の問題" と "練習の最初の1歩"


の合計2つの問題が大きいのかなと感じています。




まず1つ目の "技術や知識以前の問題" について、


結論から簡潔に述べると



"アドリブは99%即興演奏ではない"



ということです。


練習を始める前にまずこの認識を強く持つことが非常に大切だと思います。


私はアドリブとはコードに合わせて瞬時に頭でコード進行を理解し、フレーズを構築し、演奏する即興演奏だと考えていました。


初見のバッキングに対して初見のフレーズを弾く。


これを目指していたせいでゴールがあまりにも遠すぎて何度も何度もつまずいていました。


でも少しずつ学んでいく過程で、上手い人と自分自身の認識、解釈の相違に気がついたんですね。


上手い人のアドリブは皆、



"何度も練習して見に染み付けたフレーズを小出しにしている"



だったんです。


最初は、それアドリブじゃなくてコピーと一緒じゃん。


と思いましたが、、、


実際この事実に気がついてからは上達が早かったです。


まさか上達しない理由がギターの技術や知識ではなく、考え方だったことに驚きでしたが、アドリブに限らずギターという楽器は、技術や知識よりも自分なりの解釈・考え方が重要だったりするんですね。


まとめると基本的にアドリブは暗記とコピーです。


決して即興演奏ではありません。


※本当にその場で、初めてのフレーズを構築できる方もいます。




次に "練習の最初の1歩" の問題について


こちらも結論から書きますね。



"最初にペンタトニックを練習するべきではない"



ということです。


インターネットでアドリブの練習方法について検索すると、ペンタトニックスケールを使ってみよう、


という記事をたくさん見かけます。


たしかにアドリブ の導入として、まずは弾ける喜びを知るという意味では悪くない選択肢の1つだと思いますし、


実際アドリブとして十分成り立ちます。


でもこの考え方、そこからステップアップするのに非常に足枷になると考えています。


これについて詳しい解説や練習方法は少し長くなるので、別の機会かレッスンでお話ししたいと思います。


それでは。



Guitar School Byh 石原

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