基礎練の "基礎" とは
今回はギターにおける、基礎についての話をしたいと思います。
基礎練を毎日やろう!基礎は大事!ってよく耳にしますよね。
でも、基礎ってそもそも何だと思いますか。
例えばギターだと、最初はドレミファソラシドを弾いたり、クロマチックで弾くことが多いと思いますが、
意味あるのかな、これが何に繋がるんだろう、実際上手くなっている気がしない、と思ったことはないでしょうか。
私は、"何を弾くか"ではなく、"何を考えるか"の方が重要で、この練習する時の"思考"が基礎だと考えています。
決められたフレーズを何も意識せずにひたすら弾く、これでもたしかに練習になる部分はあります。
先ほどお話ししたドレミファソラシドを例に挙げると、繰り返し弾いていると音並びを無意識に形で覚えたり、左手も右手精度は少しずつは上がっていきます、子供であれば音感もつくなど良いこともあります。
でもこれって基礎と呼べるのでしょうか。
他のフレーズや曲全てににそのまま流用できるでしょうか。
ドレミファソラシドに限らず、決められたフレーズを繰り返し基礎練として練習することで、上達する部分、他に反映できる部分もあると思いますが、これは、基礎ではなく、あくまで技術練習の1つに過ぎないと考えています。
話を戻しまして、基礎は、"何を考えるか"の方が重要とお話ししました。
例えば、以前のご紹介した、"練習は細分化しましょう"という話。
これは基礎だと考えています。
ギターを練習する中で、全てに使えるからです。
また、"原因の把握"、"解決策の導き"これも広く流用できます。
限定的な考え方ではなく、どんな曲、どんなフレーズを練習、演奏する上で使えると思います。
ちょっと大袈裟でギターから脱線しますが、個人的にすごく大切だと思うのは、"何を考えるか"であれば、ギター以外にも使えるということです。
今回は説明を省きますが、もちろん技術的な基礎もあります。
左手、右手などそれぞれに何個もあります。
ただ、技術的な基礎も根本は考え方が全てです。
考え方の基礎があり、そこに技術的な基礎が積み重なっていきます。
ただひたすらに弾いていても非常に効率が悪いです。
みなさんも是非一度基礎について、今までやっていた基礎練について考えてみてください